2015.12.31
カテゴリ：Windows10
古いIEのサポートは1月13日に終了
Webブラウザー Internet Explorer(IE)のサポートポリシーの変更により、最新ではないバージョンは、いよいよ2016年1月13日(日本時間)にサポートが終了します。
サポートポリシーの変更とは
IEは、Windowsの各OS出荷時に搭載していたバージョンから最新バージョンまで、すべてのバージョンをサポート対象としていましたが、2014年8月にサポートポリシーが変更され、2016年1月13日以降、各OSで利用可能な最新バージョンのIEのみサポートされます。
IEの最新バージョンはOSにより異なり、Windowsの各バージョンにより、それぞれ利用可能なIEの最新バージョンがあります。
2016年1月13日以降、サポート対象となるWindowsのバージョンとIEのバージョンの組み合わせは右記の通りです。
例えば、Windows7 SP1を利用しているユーザーがサポートを受けることができるのはIE11のみとなるため、IE8/9/10のユーザーはそれまでにIE11へ移行する必要があります。
2016年1月13日以降は、使用しているOSでサポートされる最新バージョンの Internet Explorer以外は、技術サポートとセキュリティアップデートが受けられなくなります。そのため、2016年1月13日までに、最新のバージョンのブラウザーにアップグレードする必要があります。
サポート対象外の古いバージョンは、セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)が提供されなくなるため、新たな脆弱性が発見されても解消できません。そのため、攻撃者に脆弱性を悪用され、ウイルス感染や情報漏えいなどの被害に遭う危険性が高まります。
Windows8のユーザーは、Windows 8.1にアップデートすることで自動的にIE11になります。
Windows 7/8.1ユーザーは、Windows10にアップグレードすることで自動的にIE11になります。
企業内で、IE8でしか正常に動作しないアプリがある場合に対処法
企業内のシステムの関係で、IE8でしか正常に動作しないアプリがある場合は、IE11に搭載された「エンタープライズモード」を活用します。
エンタープライズモードは、従来のIE8との互換性を向上させる動作モードで、IE11では正しく動作しない場合に利用するモードです。
エンタープライズモードを利用すれば、WindowsOS本体と同じ期限までサポートを受けることができます。