2019.05.21
カテゴリ:トラブル
2重ルーターになっていないか確認する方法
2重ルーターとは、回線接続用の端末と、あとから接続したWi-Fiルーターの両方でルーター機能が動作している状態のことです。
最近のONU(光回線終端装置)は、ルーター機能が内蔵された「ホームゲートウェイ」が主流のため、あとからWi-Fiルーターを購入して接続すると、この状態になってしまうケースが多いです。
2重ルーターのデメリット
- ルーターを2つ通過するので回線速度が少し遅くなります。
- ファイル共有が複雑になります。
回線接続用端末にPCやプリンターを有線LAN接続して使用するケースでは、Wi-Fiルーターに接続している端末との通信や共有ができません。 - Wi-Fiルーターに接続した端末で回線接続用端末の設定ができない。
Wi-Fiを使用している場合、回線接続用端末は別のLANになるため、設定時は有線LANで回線接続用端末のLANポートに直接接続して設定するしかありません。 - インターネット側から自宅内へのアクセスができない。
インターネット側から見ると、回線接続用端末のルーターがあるので、Wi-Fiルーターにはアクセスできません。そのため、外出先からアクセスするサービスが利用できません。
※不正アクセスの心配がなくなるメリットもあります。
デメリットが気にならなければ、チェックだけして、2重ルーターのまま使用しても問題ありませんが、回線速度をもっと速くしたい場合は、2重ルーターの問題を解決しておくことをおすすめします。
2重ルーターになっていないか確認する方法
- 画面左下の検索ボックスに「cmd」と入力します。
- 表示された「コマンドプロンプト」をクリックします。
- 「Tracert -d 8.8.8.8」と入力し、[Enter]キーを押します。
- 経路が表示されます。
- ローカルIPアドレスが2つ記述されている場合、2重ルーターの状態です。
「ローカルIPアドレスの数」=「ネットワーク内のルーターの数」になります。
この場合、パソコンに近い方のルーターをブリッジモードへ変更することで修復できます。