2重ルーターになっていないか確認する方法

2重ルーターとは、回線接続用の端末と、あとから接続したWi-Fiルーターの両方でルーター機能が動作している状態のことです。

最近のONU(光回線終端装置)は、ルーター機能が内蔵された「ホームゲートウェイ」が主流のため、あとからWi-Fiルーターを購入して接続すると、この状態になってしまうケースが多いです。

2重ルーターのデメリット

  • ルーターを2つ通過するので回線速度が少し遅くなります。
  • ファイル共有が複雑になります。
    回線接続用端末にPCやプリンターを有線LAN接続して使用するケースでは、Wi-Fiルーターに接続している端末との通信や共有ができません。
  • Wi-Fiルーターに接続した端末で回線接続用端末の設定ができない。
    Wi-Fiを使用している場合、回線接続用端末は別のLANになるため、設定時は有線LANで回線接続用端末のLANポートに直接接続して設定するしかありません。
  • インターネット側から自宅内へのアクセスができない。
    インターネット側から見ると、回線接続用端末のルーターがあるので、Wi-Fiルーターにはアクセスできません。そのため、外出先からアクセスするサービスが利用できません。
    ※不正アクセスの心配がなくなるメリットもあります。

デメリットが気にならなければ、チェックだけして、2重ルーターのまま使用しても問題ありませんが、回線速度をもっと速くしたい場合は、2重ルーターの問題を解決しておくことをおすすめします。

2重ルーターになっていないか確認する方法

  1. 画面左下の検索ボックスに「cmd」と入力します。
  2. 表示された「コマンドプロンプト」をクリックします。
  3. 「Tracert -d 8.8.8.8」と入力し、[Enter]キーを押します。
  4. 経路が表示されます。
  5. ローカルIPアドレスが2つ記述されている場合、2重ルーターの状態です。
    「ローカルIPアドレスの数」=「ネットワーク内のルーターの数」になります。

2重ルーター

この場合、パソコンに近い方のルーターをブリッジモードへ変更することで修復できます。